人生をよりよく生きる ライフ&エンディングメディア

Features

Back
  • 仏壇
  • 葬儀

メモリアルアートの大野屋が独自に取り組む仏事のプロ「仏事アドバイザー」

仏事の「?」を「!」に解決してくれる、頼れる専門家

お墓や仏壇、仏事について悩んだとき、スマートフォンやPCで調べても多くの情報が溢れており、何が正解なのか分からない。お店に直接出向いて店員さんに話を聞きたくても、遠方でなかなか足を運べない。そんなときに心強いのが、「仏事アドバイザー」と呼ばれる人びと。仏事にまつわるお悩みをスッキリ解決してくれるという専門家について知るべく、今回、お墓から仏具までを幅広く扱う企業・メモリアルアートの大野屋で仏事アドバイザーを務める杉山奈緒さんをインタビュー。仏事アドバイザーというお仕事とともに、昨今の仏事事情についてもお話をうかがいます。

年間に約2万6000件もの問い合わせがあるという、メモリアルアートの大野屋のテレホンセンター。そのなかで蓄積された知識を活かし、新たなお客さんからの問い合わせにも反映しながら仏事に関するアドバイスをしているという杉山さんに、まずはお仕事の内容について聞いてみました。

「仏事アドバイザーは、仏事にまつわるさまざまなお問合せにお答えすることが使命です。弊社の事業はお墓やご葬儀、お仏壇、手元供養と、その内容は多岐に渡るため、仏事アドバイザーは総合的にお答えできるよう、さまざまな知識を身につけています。そのため、私の場合は業界独自の資格である『お墓ディレクター』と『仏事コーディネーター』を取得しています。普段はテレホンセンターでお客様からの仏事相談を含めたお問合せを承っておりますが、ときには葬祭ディレクターを養成する専門学校などで仏事にまつわる講義を行うこともあります」

資格取得のためには社内での研修を受け、供養に関する基礎的な知識はもとより、自社の製品についてもすべて把握しておく必要があると話す杉山さん。そうした知識と経験を持つこともあり、杉山さんのもとには日々さまざまなお問い合せがあるといいます。

「もちろん仏事についてまったく分からないという方でも、安心してお問合せいただけます。なかには40代、50代になり、はじめて親御さんを亡くされた方からもお問合せをいただくのですが、自身が仏事を主催する立場になったものの、お寺さんとの付き合い方や仏壇の選び方まで何をしたらいいのかわからないというお声もあります。インターネットで調べるものの、逆にいろいろなことが書かれており、情報が溢れすぎて何が正解かわからなくなってしまう方も少なくありません。迷われている方も多いように感じられますが、そんなときこそ、気軽にお問合せをいただければと思います」

「居住形態や時代にあわせた変化こそ感じられますが、若い方たちの心境が『供養などはしなくてもいい』となっているかといえば、決してそうではなく、老若男女問わず多くの方が悩みを抱えている」と、杉山さん。メモリアルアートの大野屋では、問い合わせの多い相談内容や、季節の仏事に関する相談などをまとめたパンフレットも制作しており、希望への送付なども対応しているそう。

「昨今多いのは『不要になってしまった仏壇はどうすればいいのか』や『コロナ禍で葬儀に行けなかった場合どうすればいいか』、また、ペット関連のお問合せなども多く寄せられています。弊社では仏壇のお焚き上げサービスも承っておりますし、コロナ禍で非接触を意識した『一日葬』、また、ペットと入れるお墓など、さまざまなご要望にあわせたご提案も行なっています。仏事のお悩みというのは人の気持ちに関わることですし、何より詳しい人に話を聞いてもらって背中を押してほしいというお声も多く耳にしますので、私どもができる限りそうしたお声に寄り添い、お悩みを解決して差し上げたいと思っています」

メモリアルアートの大野屋のテレホンセンターでは、今後オンラインのサービスも拡充していく予定。頼れる仏事のプロが親身になって解決の糸口をともに探してくれる、便利なサービス。お悩みの際は頼ってみるのも一考です。

TEXT:中澤範龍

記事

杉山奈緒

杉山奈緒

メモリアルアートの大野屋において、年間2万6千件を超えるお葬式やお墓、手元供養の問い合わせ、無料仏事相談などに対応する「大野屋テレホンセンター」で仏事アドバイザーを務める。葬儀・お墓・仏壇・終活・仏事マナーに明るく、お墓ディレクター2級、仏事コーディネーターの専門資格も保有する。

Share

関連記事