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使われなくなった着物を生地として活用する新たな取り組み 、「Kimono そのまんまセンター」がオープン

現代社会において身につける機会の減ってしまった着物。手放す方も年々増えているそうで、日本の各家庭には約8億点もの着物や帯が眠っているともいわれています。そうした実情を踏まえ、日本が誇る文化である着物や帯を再び生かすことを目的とした着物地・帯地専門店「Kimono そのまんまセンター」がオープンしました。

主体となるのは、総合リユース・リサイクル業の日本リユースシステム株式会社。不要になった着物や帯を収集し、ハンドメイドやものづくりの生地素材としてサステナブルに活用する同社の「お針子事業」の一環としてスタートした「Kimono そのまんまセンター」には、全国各地から集められた着物地や帯地約4,000点がずらり。センターは完全予約制で、着物地・帯地 の購入のみ可能です(買い取りは行っていません)。

こうした素材を用いて、同社は2017年1月より累計で415,320着もの着物や帯を活用し、廃棄物や温室効果ガス削減への貢献や、障がいのある方や貧困層の方の仕事を生み出すなど、SDGsにおける10のゴール達成にも貢献しているそうです。

ちなみに同社では、終活にも役立つお片付け商品 として「古着deワクチン」も展開中。専用回収キットを購入することで、大切にしていた衣類 や着物などがそのままのかたちでカンボジアを中心に世界中 で活かされるというお片付け商品です。薄手の衣類であれば約120着 も一度に手放すことができるため、手間なくスッキリと断捨離&終活を進める一助となります。なお、衣類のお片づけを通じて、世界の子どもたちへのワクチン寄付や、障がい者支援へとつながるそう。

「終活」や「遺品整理」のためにと、家にある和服を廃棄してしまうのではなく、まずはこうしたお片付け商品に目を向けてみてはいかがでしょうか。

【詳細・お問い合わせ先】
Kimono そのまんまセンター
住所:千葉県木更津市東太田4-19-16
担当:山本 ( yamamoto.zipang@nrscorp.jp )
TEL:080-7314-6077
※「Kimono そのまんまセンター」は完全予約制です。訪問の際は事前に担当者へご連絡ください。

「古着deワクチン」
http://furugidevaccine.etsl.jp/

TEXT:中澤範龍

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