「遺贈寄付」の専門家を育成する、年に一度の承継寄付診断士講座が開始
「おもいやりのお金が循環する社会」を目指して、遺贈寄付の実現を遠のかせている課題解決に向けた事業を推進する、⼀般社団法⼈⽇本承継寄付協会。「遺贈」や「財産のさまざまな承継方法」といった面でも幅広い支援を行っていますが、その一環として遺贈寄付の専門家を育成するための2023年度「承継寄付診断士」講座を開催します。2級は2023年7月30日、1級は2023年11月12日と、2日間において都内の会場で行われます。
そもそも「承継寄付診断士」とは、日本承継寄付協会が認定している「遺贈寄付」を希望する方の支援を行うための専門資格のこと。承継寄付診断士講座は、司法書士の資格を持つ代表理事の三浦美樹氏が2021年度にスタートしたもので、寄付の専門家として必要なスキルを身につけることができる独自の資格制度です。これまでに、のべ232名が承継寄付診断士講座を受講するなど、その輪は徐々に広がりを見せているそうです。
講座内容には1級と2級が設けられており、2級は遺贈寄付に関心のある方からのご相談を受けられるよう、遺贈寄付に関する知見を深め、かつ依頼主からのニーズを的確に汲み取り、その想いを実現できるようにするためのスキルの習得を行います。1級は、2級で学んだことを基盤に、遺言書完成までの実務の理解と習得を目指した講座となります。より実務的で専門的な内容となるため、2級を受けた方のみ受講することが可能です(2級を修了されていればどなたでもご受講いただけます)。
受講生の多くは、相続や資産運用に関するお仕事をされている方を筆頭に、士業の方やライフプランナー、新たな強みを見出したい方、寄付の仕事に関心がある方など、さまざま。終活のスタイルも多様化する昨今、今後ますます注目を集めていくであろう「遺贈寄付」の一翼を担う特別な資格取得に向けて、まずは知ることからはじめてみてはいかがでしょうか?
【詳細・お問い合わせ先】
日本承継寄付協会
https://izo.or.jp/
TEXT:中澤範龍