人にも地球にもやさしい弔いのかたち。日本初となる循環葬のサービスが開始

循環葬®というサービスを耳にしたことはありますか？
循環葬とは、兵庫県にあるat FOREST株式会社が考案した、日本初となる新たな弔いのかたちのこと。「RETURN TO NATURE」という名称で展開されているこのサービスは、最期をむかえた人を森の一部として自然に還すため、荼毘に付した遺骨を粉骨して森林の土中に埋葬する葬法を取り入れています。また、環境アドバイザー監修により自然に還りやすい形で埋葬することで、自然そのものの循環を促す効果も期待されます。まだ誕生したばかりのサービスですが、宗教を問わずだれもが取り入れられるうえ、自然循環にもつながることから、人にも環境にもやさしい弔いとして注目を集めています。

さらに、寺院所有の森（墓地）を拠点に墓標も何も残さず埋葬する「RETURN TO NATURE」は、自然そのものにやさしいことはもとより、売上の一部を拠点となる森の保全活動に充てるべく森林保全団体に寄付するなど、人の〝死〟を森づくりにつなげ、自然豊かな未来へと貢献するプロジェクトでもあります。

同プロジェクトは今年2023年6月末、関西でも名高い北摂の霊場である「能勢妙見山（大阪府・能勢町）」を舞台に、本格的なサービスを開始。高齢化社会と環境保全、双方にマッチする注目のサービス、今後も対応する森の数を増やしていくなど、活動の幅を広げていくことが期待されます。

【詳細・お問い合わせ先】
RETURN TO NATURE
https://returntonature.jp/

TEXT：中澤範龍