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【イベントレポート】「第9回 エンディング産業展」

葬儀・埋葬・供養・相続など、終活産業に関するあらゆる製品やサービスが一堂に会する日本最大級のイベント「第9回 エンディング産業展」が、2023年8月29日〜8月31日の3日間、東京ビッグサイトで開催されています。

今年からエンディング産業展の主催が変わった点において、様々な意見が出ており注目を集めています。以前まではTSO International 株式会社という幅広い分野における展示会を企画・運営している会社が主催していたエンディング産業展ですが、今年から東京博善株式会社が主催するように変更になりました。東京博善株式会社は、東京に9つある火葬場のうちの7つを運営している民間企業です。エンディング産業自体とはあまり関係のなかったTSO International 株式会社から、エンディング産業のど真ん中である火葬場運営会社へと主催者が変更されたことでどのような影響があるのか、注目が集まっています。

本記事では、そんなエンディング産業の雰囲気を速報でお伝えします。
※「&for us Think!」のTwitterアカウントでもエンディング産業展の速報を行っております。
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※本記事は2日目の様子をお伝えします。

【全体の雰囲気】

会場は東京モーターショーやコミケなど、さまざまなイベントが行われる東京ビックサイト。規模の大きさに圧倒されます。

【毎年恒例の東京ビッグサイト】

第9回目を迎えるエンディング産業展。2019年以前は2万人以上が来場するイベントでしたが、コロナ禍の影響などにより、2020年は約13,000人まで減少し、大幅に来場者数が少なくなりました。出店しているブースの数も、2019年の来場者数の大幅減少を受けて、350社ほどいたのが2021年には146社まで下がりました。今年も現時点では同じ数くらいのようなので、まだまだコロナの影響は大きいといえるでしょう。

【全体の見取り図】

会場内は一応ジャンルごとにゾーン分けされてはいるものの、現地で各ブースのサービスを見るとあまり関連性のないようなケースも見受けられました。今回のエンディング産業展に出店する企業は葬儀設備・運営支援関連にカテゴライズされている企業が66社、供養・埋葬設備関連の企業が19社、寺院運営設備関連が26社、相続・終活サービス関連が7社、ペット供養関連が7社、フラワーゾーンが3社という内訳です。

各ブースでは新製品の紹介や、サービスの説明、実際の商談までが行われています。気になる製品やサービスをその場で見て試すことができるのも、エンディング産業展の強みと言えるでしょう。

【お花で作られた『魔女の宅急便』のキキ】
【かわいいデザインで「死んだらどうなる」かのストーリーが描かれてました】

セミナーなども充実しており、3日間で42個の催しが実施される予定です。

【セミナー一覧表】

イベントは8/31まで開催されているので、この機会にぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?

【エンディング産業展の概要】
■開催期間
  2023年8月29日(火)~8月31日(木) 10:00 – 17:00
■会 場
  東京ビッグサイト 南展示場1・2ホール
  〒135-0063 東京都江東区有明3-11-1
  ※アクセス:りんかい線「国際展示場駅」より徒歩約7分/ゆりかもめ「東京ビッグサイト駅」より徒歩約3分
■入場料
  無料(但し、事前登録の必要あり)
■予約方法
  下記URLより申込(完全事前登録制、WEB事前登録・来場バッジの発行が必要)
  ※以下URLより事前登録を行ってください。
https://reg-visitor.com/registration/login.php?id=1

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市川岳

市川岳

アンドフォーアス株式会社

国際基督教大学教養学部アーツサイエンス学科哲学専攻卒業後、葬儀社(むすびす(株)旧:アーバンフューネスコーポレーション)へ入社。エンディングプランナーとして、年間約200家族との打合せ・葬儀を執り行うとともに、死生学カフェや死の体験旅行など様々なイベント企画を通じて「死へのタブー視」と向き合っている。 現在は上智大学大学院実践宗教学研究科死生学専攻の博士課程前期1年目で、死とテクノロジーが合わさった「デステック」における倫理的問題のアセスメントを中心に研究を進めている。

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